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サイト制作見積り依頼時の落とし穴!本当に気をつけて欲しい

サイト制作見積り依頼時の落とし穴!本当に気をつけて欲しい

ホームページの制作を進めようと思って制作会社さんに見積もりを依頼すると思います。その際に初めてだとハマってしまう落とし穴や気をつけるべきことがあるのでまとめました。


目次
・見積もりの依頼の仕方
・見積もりの内容
・見積もりでデザイン案まで依頼はok?
・相見積もりはすべき?
・まとめ

見積もりの依頼の仕方

 見積もりの依頼の出し方としては、まず制作会社と打ち合わせをしてどのようなサイトを作りたいかを明確にします。明確にした上で見積もりを依頼するようにしてください。
 制作会社のホームページに記載されている金額だけ見て決めるとか、電話で金額だけ教えて欲しいといった感じで金額だけ聞いて決める、みたいな決め方をすると大体の場合失敗します。

 例えば家を借りたいなと思った時に、サイトに掲載の家賃だけ見て物件を決めてしまうと、意外と駅から遠いとか、トイレが汚いだったりとか、もうちょっと予算をあげてでも他の物件にすればよかったと後悔します。細かい要望をお伺いしながら予算と要望をすり合わせた上での予算や内容が望まれます。
 こういった内容を載せたいという場合にそれを1ページで掲載するのか、複数ページで掲載するのかなど同じ内容でも金額が大幅に変わってきます。よほどお客様が詳しくて全ての仕様をご自身で決められる場合は料金表や電話での金額確認でも大丈夫かもしれませんが、そうでなければ電話で金額感だけ教えて欲しいと聞かれてお伝えした金額は全く具体性のない金額になってしまいます。

 また、制作会社のホームページに載っている料金表は見かけ上安く見せるため、オプション費用が載ってない金額になっていることがほとんどで、いざ作る際に見積もりをとってみるとそれなりの金額になってしまうことも珍しくありません。車の本体代だけ見てたら付帯費用で膨れた、結婚式をする際に項目を追加してたら見積もりが大きくなった、などの感覚に近いです。一見料金表で安そうに見えても、料金表だけじゃ決定できないような詳細な部分があるので、料金表を真に受けず見積もりを取ってください。

 大事な会社の顔となるホームページなので、しっかり打ち合わせをして提案をもらってその内容に応じた見積もりをもらうようにしてください。

見積もりの内容

 見積もりの内容は、主にページ数や機能をどこまで作るかなどによって変動します。また、制作会社によって見積もりの出し方が異なります。例えばトップページ、会社概要、事業内容の3ページを作るとして、製作費一式000円で出す会社もあれば、トップページ000円、会社概要000円、事業内容000円というふうにページごとの単価を記載するところもあれば、トップページデザイン費000円、コーディング費000円など細かく記載する会社もあります。詳細項目まで載っている方がいいということでもありませんので、必要な内容が制作内容に含まれていれば、製作費全体の金額で確かめれば大丈夫です。

よくある項目について用語を掲載しておきます。
設計費、ディレクション費・・・ホームページ制作全体の進行管理や設計図の製作費です
デザイン費・・・ホームページのデザインを制作する費用です
コーディング費・・・ホームページをウェブ上で動かすためのプログラムを開発する費用です。
スマホ対応費(レスポンシブ対応費)・・・PCだけでなくスマホ画面でもうまく表示されるように、スマホサイズでのデザイン制作を行うデザイン費、スマホサイトのコーディング費用です。
CMS設定費・・・CMS(お客様側でブログやお知らせなどの更新ができるようにするためのシステム)の設定費です。
SEO設定費・・・SEO(Googleなどの検索で上位表示されるための工夫)の設定費です。

見積もりでデザイン案まで依頼するのはok?

 基本的には対応していない制作会社がほとんどです。完全オリジナル受注生産になるので、受注後のデザイン制作となります。工場にタダで試作品を作ってくれと依頼しているようなものになります。
金額が大きい場合や受注が少ない制作会社はコストをかけてまでデザイン案を出す場合もありますが、よしデザイン案を出してもらってデザイン比較できると思ってこれで喜んでしまうと落とし穴にハマってしまいます。
デザイン案を依頼する場合のお客様側のデメリットですが、本当に一度よく考えて欲しい点が3点、

まず1点目は、いい制作会社に発注できなくなる可能性があります。
いい制作会社はデザイン案を出さなくても受注できる案件が多くあるので、デザイン案出しに対応してもらえず、無料でデザイン案を出してくれる制作会社は受注の少ない人気のない制作会社だけになってしまってしまう可能性があります。タダほど高いものはない・・・。

2点目は、デザイン性が普通に受注して制作する場合に比べて落ちるという点です。
デザイン案を出してもらって得と思っていたら損をしている場合が多くあります。受注前にデザイン案を出す場合というのはほとんどがコンペの場合ですので、例えば3社にデザイン案を出してもらってデザイン比較して決めたいなと思っていた場合のケースで、制作会社の立場になって考えてみてください。
3社コンペの場合、制作会社側は受注率は大体30%程度となりますので、そのデザイン案にそこまで時間をかけられません。70%の確率でそのデザインがそのままゴミ箱行きになってしまうからです。普通に受注してしっかりお客様のために制作する場合に比べて簡易なデザインとなってしまいます。競争相手が3社以上多ければ多いほど。
しかも本当に残念なのは、例えばそれぞれ3社の中からそのデザインが選ばれて受注した場合でも、当然そのデザインが選ばれたので、受注後に正規のステップで1から作り直すことはなく、その時間をかけずにコンペ用に出したデザイン案ベースで全体の制作を進めることになるので、依頼している側からすれば大きなデメリットです。

3点目は、内容がしっかり反映されていないデザインになってしまう点です。
提案段階でデザイン案を出すということは、受注後にするはずの詳細なヒアリングや全体の設計をしないままデザイン案を出すことになります。したがって、提案段階での内容のみでデザイン案を出さなければならず、本当に伝えたい内容やデザインコンセプトを決めないままのデザインになってしまいます。本当に絵柄だけで選ぶ感じです。しかも受注した後は当然その選ばれたデザイン案で制作を進めていくことになりますので、全体の設計がしっかりされてないままのデザインで全体を制作していくことになります。

したがって、デザイン案はそもそも対応してくれないところも多いですが、対応してくれたとしても本来設計後の工程であるデザインを全体設計を行わないまま先に絵柄だけ制作することになることはお客様側にはデメリットしかありません。その会社のデザイン力はサイトに掲載されている制作実績などで確認すれば十分です。

相見積もりはすべき?

 前提として相見積もりをしても正確な金額比較はできません。流れとして、制作実績やサービス内容を見ていいなと思った制作会社に問い合わせて、制作会社に制作内容の提案や見積もりをもらってそれで納得できればそのまま進めてしまったらokです。相見積もりをわざわざ取る必要はないかと思います。納得できない場合は別の意見を聞くという意味で他社の提案をもらったらokです。

 相見積もりができない理由としては、例えば作りたいサイトのイメージを制作会社に伝えると、各社の提案内容や作り方、サイト構成は異なるため、一概に比較ができません。その内容だと3ページで十分と提案する制作会社もあれば5ページあったほうがいいと提案する制作会社もあるからです。
 また、同じ3ページで見積もり依頼を出したとしても、その3ページの作り方が各社異なるので一概に比較できません。設定すべき内容を設定せずに安く提供している会社、デザインが簡素なので安い会社、しっかりサポートやチェックを行っている高品質の会社など同じ3ページで見積もり項目も同じでもやっている作業内容が異なるため、金額がさまざまになってしまいます。この場合、安い方がいいのでしょうか。

例えば分かりやすくトップページだけとした場合で相見積もりを取ると以下のように金額が出てきます。

A制作会社・・・トップページ製作費 200,000円
B制作会社・・・トップページ製作費 300,000円
C制作会社・・・トップページ製作費 400,000円

普通ならこう出てくるとA社にしようと思ったら良いのですが、同じ規格が決まっているお店で売っているような既製品ならそれでおっけいです。
しかしながらホームページ制作の場合はそれだと失敗してしまいます。

上記の例では、見積もり項目は同じなのに、できる成果物が全く異なります。ただただ金額が違うのではなく、見積もりではわからない中身が違うので金額が違うのです。
例えばA社はデザインが簡素になってしまう、コーディング(プログラムを組む)の際に簡単に設定していてサイトに全く動きがなく魅力がない、設定すべき項目が設定されておらず検索順位が上がらない、本当にトップページだけでお問い合わせフォームなどはない、スマホ対応してないなどの問題が起きる可能性があります。同じ項目でも各社で行なっている内容が異なるため結局値段相応です。

車とかならわかりやすいかもしれませんが、見積もりで中古車1台50万円、中古車1台100万円となっていると、50万円の方が安いからいいというわけではなく、50万円の低いグレードの車というイメージだということがパッと理解できると思います。年数や走行距離がでている、大きい傷があるなど、によって値段が低いのです。結局値段相応です。
相見積もりができないというのはこのようなイメージで同じ項目なのに実際制作会社が行う内容が全く異なるのです。安いからいいというものではなく、安い場合は何か安い理由があります。当然高い見積もりがいいというわけでもありません。

 相見積もりをする場合でも、提案内容と見積もりをセットで考えて、一概に金額比較をしてしまうと当然安いには安い理由があるので、いい結果になりません。この提案内容やサービス内容でこの見積なら、といった総合的な観点から制作会社を決める必要があります。「相見積もり」ではなく「相提案」の意識です。

したがってホームページを依頼する場合に安い方がいいという決め方で決めてしまうと失敗するケースが多くあります。安い方がいいと言う決め方ではなく、最低でもこの予算以上で発注するというラインを決めることをおすすめしています。この辺りについては以下の記事でも簡単に触れているのでご参考ください。
 →参考:初めてのホームページ制作の際に準備しておくこと

まとめ

 見積もり一つをとってもホームページ制作が初めての場合だと何が正しいのか、どこがいいのかわかりません。本記事では、見積もり依頼時に注意しておくべき点をまとめました。ホームページラボではご予算に応じたご提案で、初心者の方でもわかりやすくご説明し、しっかりご納得いただいた上で制作をさせていただいております。見積もりの相談は無料で行っておりますので一度お気軽にご相談ください。

当コラムではホームページ制作に関する疑問をコラムにしておりますのでぜひ気になる記事があればご一読ください。

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