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ホームページのテンプレデザインとフルデザインどっちがどういいのか比較

ホームページのテンプレデザインとフルデザインどっちがどういいのか比較

ホームページ制作を依頼する際に、デザインをテンプレートデザインにするのか、それともいちから全てデザインをオリジナルで作るのか、どっちの方がいいのか悩むこともあると思います。
本記事ではテンプレートデザインにする際のメリットデメリット、フルデザインにする際のメリットデメリットをご紹介します。ホームページ制作の際のご参考なれば幸いです。

稟議書に書くにあたって記載すべき内容を以下にまとめてみました。

  • テンプレートデザインとは
  • フルデザインとは
  • テンプレデザインのメリット・デメリット
  • フルデザインのメリットデメリット

テンプレートデザインとは

テンプレートデザインとは、テンプレートを使ったデザインのことです。テンプレートなので、そもそも制作会社はデザインを制作しません。すでにあるテンプレートをそのまま使います。作業としては差し替え作業を行うだけです。できることとしては、全体の色の変更、写真の変更、文章の差し替えです。全体の形を変更することはできません。

ただ、テンプレートデザインといっても実は2種類あります。販売されているテンプレートか独自テンプレートです。

-販売されているテンプレート
ホームページのテンプレートは実は多く販売されています。
TCD(https://tcd-theme.com/)というサイトがよく知られているテンプレート販売サイトの一つです。
ホームページ制作でよく使われているサービスとして、WordPressというサービスがありますが、それを使ったテンプレートを販売しているサイトです。このようなサービスを活用してテンプレートでホームページを作る方法が一つ。

-独自テンプレート
ホームページ制作会社が独自にデザインを作ってそれをテンプレートとして販売している場合があります。一般的に上記の販売されているテンプレートよりも、その制作会社が独自でデザインをおこしているので、制作会社のデザイン性が反映されていたり、販売されているデザインよりも見やすい場合が多くあります。また一般的に売られているテンプレートだと同じテンプレートを使った会社が多くあるので、他社と同じデザインになってしまいますが独自テンプレートの場合は、その制作会社が販売しているだけになりますので、被りにくいというのもポイントです。また、販売されているテンプレートだとカスタマイズできませんが、独自テンプレートだと、テンプレート自体制作会社が作っているのでそれに追加したり少し変更したりなどのカスタマイズも可能です。

フルデザインとは

フルデザインとは一からデザインを起こすことを言います。お要望を伺ってイメージ通りのデザインを作成します。まず構成から自由に作成できるのも大きなポイントです。テンプレートデザインは建売住宅、フルデザインは注文住宅のような感じで、好きな内容を好きなページ構成で好きなように配置でき、狙ったデザインもデザイン性高く表現できます。テンプレートデザインでは、テンプレートを選んで、写真や文章を差し替えるだけでしたが、フルデザインの場合、ご要望を聞いて、全体の設計を行い、デザインも丁寧に一から作成し、デザインをウェブ上で動かすプログラム(コーディング)も一から作っていきます。

テンプレデザインのメリット・デメリット

テンプレデザインのメリット
とにかく安く済むのが最大のメリットです。制作会社の作業としてはいただいた写真と文章を差し替える作業だけなので安くすみます。デザインはそんなに拘らない、他社と同じデザインでもいい、とりあえず情報をウェブ上に掲載したい、などの方に向いています。ただ、写真や文章を差し替えるだけなので、パソコンが少しできる方であれば、自分で調べながら設定することもできますので、テンプレデザインの場合は、制作会社に代わりに写真や文章を差し替えてもらうだけなら自社でやってみるというのもいいかなと思います。そちらの方がさらに安くすみます。

テンプレデザインのデメリット
・自社や商品のイメージが訴求しづらい
・伝えたい内容を十分に伝えられない
・SEO(検索順位対策)がしづらい
などのデメリットが挙げられます。自社の情報をうまく伝えるためにホームページを作るのに、伝えられる情報が限定的になるのは大きなデメリットです。例えば、「事業内容が4つあるのに、事業内容をテンプレートだと事業内容を記載する欄が1つしかなく、自社の事業を表示できない」、「自社特有の取り組みがあるのに、自社特有の取り組みのためのスペースなどテンプレートにあるわけもなく、自社特有の強みや取り組みが表現できない」、「製品に特徴が多くある自身の商品なのに、説明欄が小さくて、全く伝えられない」など、さまざまな制約があります。また、SEO(検索順位対策)については、独自性のある内容や、サイトを見ている方に有用な情報を過不足なく伝えられているかといったポイントが重要になりますので、独自性のある内容や、内容の表現方法に制約があるとSEO対策も十分できない可能性があります。

フルデザインのメリット・デメリット

フルデザインのメリット
・自社や製品の伝えたいイメージを伝えられる
・自社や製品の伝えたい情報をわかりやすく伝えられる
・その結果受注や問い合わせにつながる可能性が高まる

フルデザインの場合、伝えたい内容を制作会社が丁寧にヒアリングし、お客様のご要望にあったデザインや表現を行います。ウェブ戦略ではちょっとした表現の差が問い合わせや受注に大きく影響します。そのため、ウェブのアクセス解析を行なってさまざまな施策を打つほどです。自社のイメージを正しく伝える、問い合わせしやすいような流れで伝える、見やすい動線設計で設計する、情報を過不足なく十分に伝える、といったことは問い合わせを獲得したい企業であればホームページ制作において必ず行わなければならないことです。
ホームページ制作で成果を求めるなら当然テンプレートデザインよりフルデザインで見ているユーザにとって見たい情報を十分に表示することをお勧めします。

フルデザインのデメリット
テンプレートデザインに比べると当然費用が割高になります。テンプレートデザインは文章と写真の差し替え作業だけなので、安くすみますが、フルデザインの場合は、設計、デザイン、コーディング(プログラミング)それぞれに時間(工数)がかかるので当然費用がかかります。見積もりのほとんどは人件費です。
逆にテンプレートデザインはトータルコストは安いけれど、制作会社の工数を考えるとむしろ割高のように思います。
また、フルデザインの場合、オーダーメイド製品になるので、作ってみないと成果物が確認できないという点はご了承ください。そのため、制作会社選定の時点で間違えると、フルデザインなのに、テンプレートデザインよりもむしろ見づらかったり、デザイン性が低かったりする可能性がゼロではありません。フルデザインの場合は、成果物があらかじめ確認できないので、制作会社の制作実績を見るなどして、制作会社の選定をしっかりする必要があります。

まとめ

以上、テンプレートデザインとフルデザインのそれぞれについてまとめてみました。テンプレートデザインにするか、フルデザインにするかはホームページの制作の目的によってどちらにするか決めるといいと思います。また、予算を抑えながらもある程度十分な内容を表示していきたいという場合は、独自テンプレートデザインのカスタマイズという選択肢もあります。ホームページラボではどのような方法がいいのかご相談から承っていますので、お気軽にご相談いただければと思います。それではまた次回。

この記事を書いた人

中小企業診断士 水子 伸城

ウェブの分野で10年以上ノウハウを培ってきました。中小企業診断士の資格も持ちコンサルティング事業も行っています。経営目線で、業界問わず幅広くノウハウを培ってきた経験を基にお客様のビジネスを大きく伸ばすお手伝いを全力でさせていただきます。

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