近年企業では補助金の活用が盛んになってきています。
ホームページにも使える補助金はないのかというお問い合わせも多くいただくようになりました。弊社はグループ会社で中小企業診断士事務所を展開しており、補助金活用については他の制作会社よりも詳細にご説明することができます。今回は、補助金の中でもホームページ関連で使える補助金をご紹介いたします。
目次
・補助金とは
・小規模事業者持続化補助金
・ものづくり補助金
・その他地方自治体の補助金
・まとめ
補助金とは
補助金とは、原則返還の必要のないお金です。つまり融資みたいに返す必要がなく、補助されるお金です。よく「助成金」と「補助金」という2つの言葉が混合されて使われていますが、ほとんど同じ意味です。しいて言うなら「助成金」は厚生労働省系の予算につけられることが多く、「補助金」は経済産業省系の予算につけられることが多いです。
厚生労働省の助成金は、厚生労働省から出ているので、「雇用調整助成金」や「キャリアアップ助成金」など会社の人事や福利厚生に関わる取り組みに対して補助が出る制度となっています。
一方経済産業省系の補助金は、設備投資を促進する「ものづくり補助金」やIT導入のための「IT導入補助金」など企業の経済活動や投資に対して補助が出る制度となっています。ホームページ制作においては経済活動や投資の部類ですので、経済産業省系の補助金が対象となります。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、企業が販売促進を行う際に補助が出る補助金で、上限50万円で補助率2/3(要件によって異なる)の補助金です。
補助率2/3というのは費用の2/3を補助してくれるという意味です。例えば30万円の投資なら20万円補助が出て、10万円は実費です。上限50万円というのはその補助の部分が50万円を超えた場合2/3ではなく50万円一定となります。つまり300万円の投資をしても2/3の200万円補助というわけではなく、50万円補助、250万円実費となります。
小規模事業者持続化補助金は小規模事業者のための補助金なので申請できる企業が限られます。
小規模事業者の定義は以下となっており、これを満たす企業のみ申請可能です。
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)・・・常時使用する従業員の数 5人以下
サービス業のうち宿泊業・娯楽業・・・常時使用する従業員の数 20人以下
製造業その他 常時使用する従業員の数・・・20人以下
ものづくり補助金
ものづくり補助金は設備投資のための補助金で、上限1,000万円で補助1/2(要件によって異なる)の補助金です。設備投資のための補助金なので、ホームページを作るためとは違いますので、こちらは要件が当てはまれば対象になる程度のご紹介となります。製造業等で設備投資を行う際にその設備投資のためにものづくり補助金を申請し、その事業の認知拡大のためホームページが必要という理由で設備投資とセットで申請すると対象となります。
補足:IT導入補助金
IT導入補助金は企業がシステム導入するための補助金で、以前まではホームページやECサイト制作が対象になっており補助金として活用できていましたが今は対象外となっており活用できません。
その他地方自治体の補助金
上記でご紹介させていただいた補助金は、国単位の支援策として公募されているものになります。
実は補助金には国単位だけでなく、都道府県単位や市町村単位での補助金も公募されていることがあります。補助金が受け取れる対象となっているのは基本的には企業の所在地の自治体になりますので、もし自治体単位の補助金をお探しの場合は、御社の納税地の自治体のホームページで補助金情報が出ていないか確認するのもいいかと思います。
まとめ
ホームページ制作で活用できる補助金はいくつかありますが、国の制度である以上、複雑な要件や申請の手間が多くあります。。
ホームページラボは、補助金専門の診断士事務所と連携して補助金活用のアドバイスや支援を行っております。ホームページ制作で補助金を活用して弊社にて制作をご検討いただける場合はお気軽にご相談ください。御社でどんな補助金が活用できるか等補助金のご相談ご説明から対応可能です。(あくまでホームページ制作を前提としたご相談対応となりますので、補助金のみのご相談はお控えください。)
当コラムではホームページ制作に関する疑問をコラムにしておりますのでぜひ気になる記事があればご一読ください。