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SEOとは?すぐに行えるSEO対策10選

SEOとは?すぐに行えるSEO対策10選

SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で「検索エンジン最適化」を意味します。したがって、SEO対策とは、自社サイトをGoogleなどの検索エンジンで上位表示させるために行う施策を指します。SEO対策という言葉をよく耳にするものの、「実際にどのように対策していけば良いかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事ではSEO対策の方法についてご紹介します。

SEO対策は大きく3つに分類することができます。

1.内部施策タイトルタグやメタタグ、見出しの調整、パンくずリストの最適化などのWEBサイトのHTML上での最適化を図る施策。
2.外部施策      外部サイトを通して評価を高める施策。
3.コンテンツ施策       ユーザーの検索ニーズに応える情報を掲載し評価に繋げる施策。

これら3つの施策についてそれぞれ簡単に説明していきます。

1.内部施策
内部施策とは、Webサイトを構成するHTMLや制御するファイルなどのサイトの内部に対して行う施策です。例えば、サイト構造や内部リンクの設定、タイトルタグ、メタタグ、見出し、パンくずリストなどの調整などが挙げられます。また、それだけでなく、WEBサイト管理や、ユーザーの使いやすさの改善までこの内部施策に含まれます。

2.外部施策
外部施策とは、外部サイトから多くのリンク(被リンク)を集めることです。良いサイトを構築することで、外部サイトから参考にされる機会が増え、外部リンクを増やしていくことで検索エンジンにおける評価を高めることができます。

被リンクのイメージ画像

3.コンテンツ施策
コンテンツ施策とは、検索上位を狙うためのコンテンツの作成を行うものです。例えば、検索ニーズに合うページとなるように検索意図を考慮したライティングを行ったり、文章と関連性のある画像を挿入したりなどの対策が挙げられます。Googleはユーザーのためになるコンテンツであるかどうかを最も重要視しています。そのため、コンテンツSEO施策は様々な対策の中でも一番重要な施策と言えます。

ここまで、内部施策、外部施策、コンテンツ施策の説明を簡潔にご紹介しましたが、具体的にどのような対策をすれば良いのかをご紹介します。

すぐに行えるSEO対策10選

1.タイトル
2.メタディスクリプション
3.リード文
4.最新情報
5.共起語と関連語
6.内部リンク
7.競合調査
8.画像
9.外部リンク
10.AIの活用

1.title(タイトル)タグを設定・改善する

まずは比較的調整しやすいタイトルタグから対策していきましょう。手をつけやすいタイトル設定ですが、Googleの評価基準の中で最も重要視されています。以下のポイントを抑えた上でタイトルが設定されているかを確認してみましょう。

・記事の内容を表すメインキーワードを入れ、タイトルの先頭の方へもっていく
・30文字前後にまとめ、不要な言葉を入れないようにする
・ユーザーが興味を持つような言葉を選ぶ

2.メタディスクリプションの見直しを行う

メタディスクリプションとは、記事の内容を100字程度に要約したもので、検索結果に説明文として表示されています。このメタディスクリプションは検索順位に直接は影響しませんが、検索率を上げることに大きく影響するためとても重要です。100文字程度に抑え、ユーザーからのクリック数を獲得しましょう。

メタディスクリプションのイメージ画像

3.リード文

リード文はタイトルの下に書かれることが多く、記事の中で最も離脱率が高い場所となっているためSEO対策にあたって最重要箇所であると言われています。以下のポイントを抑え、最適なリード文となるように調整をしてみましょう。

・記事の内容が分かるように要約する
・結論から書く
・簡潔に書く

4.最新情報

SEO対策にあたり、様々な対策方法がありますが一度サイトを作成したら終わりとするのではなく、随時、最新情報を取り入れ情報を更新していくことが大切です。時代の流れに沿って重要な情報を追記していきましょう。

5.共起語と関連語

・共起語
共起語とは、特定のキーワードと一緒に良く出現する単語やフレーズを指します。例えば、「ダイエット」を説明するときには「カロリー」や「食事制限」「運動」などの単語が良く使われます。このように「ダイエット」を説明するときに浮かんでくる「カロリー」や「食事制限」「運動」などの言葉を共起語と言います。

この共起語を含めることでコンテンツを上位表示させやすくすることができますが、共起語を増やしすぎると検索順位が大幅に下がる場合もあるため、適度に使用することが大切です。

・関連語
関連語とは、検索を行った際に検索したメインのキーワードに関連・連想するキーワードです。例えば、Googleで「システム」と検索したときに、検索結果ページの一番下の部分に「他の人はこちらも検索」といったような表示がされ、「システムとは 簡単に」「システムとは パソコン」などが表示されます。このような単語のことを関連語と呼びます。

「他の人はこちらも検索」のイメージ画像

この関連語を含めることで、よりユーザーの検索意図に合致したコンテンツを作ることができます。関連語を見つけるには、先述したように「他の人はこちらも検索」の欄を確認したり、検索窓から検索候補で表示される単語を確認したりするなどの方法が挙げられます。

検索候補のイメージ画像

6.内部リンク

内部リンクとは、自サイト内の異なるページ同士をつなぐリンクを指します。

内部リンクのイメージ画像

内部リンクを設定することでクローラー(WEBサイトを検出し取得した情報をもとにWEBサイトの順位を評価し検索結果に表すロボット)の巡回を促し、インデックス(ページがGoogleなどにデータベースに登録されること)を促進させることができます。

また、内部リンクが集まっているページは重要であるとクローラーが判断するため、内部リンクの設定は欠かさず行うようにしましょう。

7.競合調査

競合調査とは、競合サイトと自社サイトを見比べることを指します。競合サイトにはあるが自社サイトにはない内容を見つけ、取り入れていくことで検索順位を大きく上げていくことができます。

8.画像

文字だけでなく、ビジュアルコンテンツ(画像や動画)がサイトに含まれていることでユーザーの印象に残すことができます。また、ユーザーは文字検索だけでなく画像検索も行うため、質の高い画像コンテンツを含めることで画像検索からの流入獲得を期待することができます。

9.外部リンク

外部リンクとは、前述したように外部サイトに自社サイトのリンクが貼られている状態を指し、被リンクと呼ばれることもあります。Googleは被リンクを獲得しているサイトはユーザーにとって有益なサイトであると評価し、検索順位を上げています。ただ、自社サイトとの関連性が低いページから被リンクを獲得しても評価には繋がりにくいため、自社サイトと関連性の高いリンクを集めることが大切です。

外部リンクのイメージ画像

10.AIの活用

SEO対策にあたりAIを活用することで評価が上がったという声やコンテンツの品質が向上したという声が多くあげられているため、2025年以降はAIの活用をベースとしたSEO対策が一般的になると予想しています。

Google公式では、AIが作成したかどうかではなくコンテンツがユーザーにとって有益であるか、理解しやすいかなどのユーザーファーストになっているかを重要視すると公表しています。そのため、コンテンツの作成過程でAIを活用していても、出来上がったコンテンツがユーザーファーストでさえあれば検索エンジンからの高評価を得ることができます。

ただし、AIに頼りすぎてしまうと内容に誤りのあるコンテンツをあげてしまう可能性があります。生成AIは事実無根な内容を出力してしまうことがあるので必ず人による確認を行いましょう。

ここまで、短期的にできるすぐにできるSEO対策についてご紹介してきました。ここからは長期的なSEO対策についてご紹介します

長期的に行うSEO対策方法5選

1.検索キーワードを選定する
2.EEATを意識したコンテンツにする
3.最新情報・一次情報を取り扱う
4.ページ表示スピードを上げる
5.指名検索を増やす

1.検索キーワードを選定する

検索キーワード(検索窓に入力する単語)ごとに検索意図がありそれぞれにニーズや目的があります。そのため、コンテンツに含めるキーワードを正しく選定していくことが大切です。ユーザーが自社サイトの商品やサービスを閲覧する際、どのような単語で検索を行っているかを探り、コンテンツに必要なキーワードを見つけ、SEO対策を行っていきましょう。

キーワードは以下の3つのツールを利用することで選定しやすくなります。

・Googleキーワードプランナー (キーワードを選定)
・キーワードファインダー(キーワードを選定)
・Googleトレンド (キーワードが検索された回数の推移を調べる)

この3つのツールは無料で試すことができるため、これらのツールを上手く活用しキーワード選定を行っていきましょう。

2.EEATを意識したコンテンツにする

EEATとはGoogleがWebサイトの品質を評価するために設けた「General Guidelines(検索品質評価ガイドライン)」に記載されている概念で、「Experience(経験)」・「Expertise(専門性)」・「Authoritativeness(権威性)」・「Trust、もしくはTrustworthiness(信頼性)」の4つの要素を略した用語です。

Experience (経験)コンテンツ制作者の体験や実践がコンテンツに含まれているか
Expertise (専門性) 専門的な知識や技術がコンテンツに含まれているか
Authoritativeness (権威性)   コンテンツ制作者やサイトがどれだけ権威を持っているか
(例1)コンテンツ制作者が名の知れた個人や企業である。
(例2)制作したサイトが良質な他サイトに被リンクされている。など。
Trust (信頼性)サイトが信頼できるものであるか

コンテンツの中に経験、専門性、権威性、信頼性が含まれているかを基準として評価されます。このEEATの中でも最も重要なのは「信頼性」であり、信頼性を中心に経験、専門性、権威性の基準が高いかどうかが評価されます。

EEATの関係図

また、特にYMYL(Your Mony or your Life)と呼ばれる人々の健康や安全、経済安定に大きな影響を与える可能性のあるトピックやジャンルについては、より高いEEATが必要とされており、評価も厳しいものとなっています。

YMYLのジャンルについては以下が該当します。

YMYLのジャンル表

3.一次情報・最新情報を取り扱う

一次情報とは、自身が直接体験・調査・実験などを行い、直接的に得られた独自の情報を指します。インターネット上にある情報のみで制作するのではなく、オリジナルの情報を組み込んだコンテンツにすることで検索エンジンの評価を上げることができます。

しかし、「どうやって一次情報を獲得すれば良いか分からない」と感じる方も多いため、以下に示した例を基に実践してみてください。

・テーマについて自身で研究し研究結果を用意する
・テーマの専門家にインタビューを行う
・社内の専門的知識を持つ社員に話を聞いてみる
・アンケート調査を行う
・公的機関の論文や統計データなど信頼できる情報源を参照する
・オリジナルの画像や図解を作成する

この一次情報に加え、同じくらい重要なのが最新情報にしておくということです。

一度掲載したサイトを放置し情報を更新しないままでいると、情報が劣化し時代遅れの内容となってしまいます。様々なSEO対策を行っても肝心な情報が更新されていなければ検索エンジンからの評価も下がってしまいます。自社サイトの内容に関係する法律や制度の情報は随時見直し、誤った情報を載せていないかを確認していくことが重要です。

4.ページ表示スピードを上げる

Webページの表示速度とは、URLにアクセスしてから画面で表示されるまでの時間を指します。このページ表示スピードは重要な評価基準とされており、表示速度が遅いサイトはユーザーにストレスを感じさせ、離脱率を高めてしまうことから低評価に繋がりやすくなります。そのため、表示スピードの速いサイトを目指しユーザービリティ(ユーザーの利便性)を高めることが大切です。

表示スピードを高めるためにまずは自社サイトの表示スピードを確認しましょう。スピードを確認できると共に遅くなっている原因を突き止めることもできます。

ページ表示スピードの確認方法をご紹介します。
Googleが提供する無料ツールで確認することができるため、まずは一度試してみましょう。

・Google PageSpeed Insights (ページスピードインサイト)
・Google Analytics (アナリティクス)

5.指名検索を多く獲得する

指名検索とは、企業名や商品・サービス名、ブランド名などの特定の固有名詞を使って検索することを指します。例えば、弊社であれば「システムラボ」という企業名を、ユーザーが検索窓に入力し検索することを言います。指名検索では“指名”であるためほとんどの場合、検索結果1位に表示されます。そのため、指名検索を増やすことができれば必然と流用率も高めることができます。しかし、指名検索は自社の名前や自社商品・サービスの認知度がなければ難しいため、ここでは、認知度を上げるための方法を4つご紹介します。

1.SNSを活用する
2.広告を出す
3.展示会に出展する
4.商品やサービス名に気を付ける

1.SNSを利用する

指名検索を増やすために効果的なのがSNSを利用することです。例えばInstagramやX(旧twitter)、Youtubeなどを利用して商品やサービスの露出度をあげることで、自社商品・サービスを知ってもらえるきっかけを増やすことができます。SNSにおいても質の高いコンテンツを制作し投稿していくことで認知度を高めていくことができます。

2.広告を出す

SNSだけでなく広告を出すことでより多くのユーザーに知ってもらえる機会を増やすことも大切です。例えば、Web広告(インターネットやSNS,アプリなどで表示される広告)、新聞、雑誌広告、テレビCMなどが挙げられます。自社の目的や予算に合わせた広告を選択し認知度を高めていきましょう。

3.展示会に出展する

展示会やセミナーなどのイベントの開催や出展も認知度の向上に効果的です。イベント参加者が展示会でのコメントを書いてくれたり、SNSで掲載をしてくれたりすることで、イベントの参加者はもちろん、イベントに参加していない人にも自社の商品・サービスを知ってもらえる機会を増やすことができます。

4.商品・サービス名に気を付ける

指名検索を増やすためには、商品名やサービス名をわかりやすく覚えやすい名前にすることをおすすめします。わかりやすい名前にすることで、ユーザーが検索窓に入力しやすくなり指名検索率を高めることができます。また、他とかぶっていない名前を付けることも効果的です。自社商品・サービスに合ったオリジナルの名前を付けることで指名検索での検索結果1位を取りやすくなります。

このように4つの方法をご紹介しましたが、まずは自社で手をつけやすいものから実践していくと良いでしょう。

分析ツールでSEO対策の振り返りをしよう

ここまでSEO対策の具体的な方法をご紹介してきましたが、SEO対策を講じたのちに、現在のサイトの状況を把握し、振り返ることで今後のSEO対策に活用していくことが大切です。サイトの分析には、Googleが提供しているGoogle Analytics4とGoogle Search Consoleを活用することをおすすめします。

Google Analytics4(グーグルアナリティクス4)

Googleアナリティクスとは、Googleが提供している無料のアクセス解析ツールです。略してGA4と呼ばれます。この解析ツールでは、記事ごと、ユーザー層別、時期別などでアクセス状況を細かく分析することが可能です。また、コンバージョン(webサイトで獲得する最終的なゴール)数やコンバージョン率なども把握することできます。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

Googleサーチコンソールとは、クローラーがどのようにサイトを認識しているかを確認できるツールです。自社サイトがどのような検索キーワードで表示されたのかや表示回数、表示ページ、クリック数、平均検索順位などを確認することができます。

また、自社サイトの各ページがインデックス(ページがGoogleのデータベースに登録されること)されているかを確認することができます。登録されていない場合には、どのような理由で登録されていないのかを確認することができるため、ページ改善を行っていくことが可能です。

このように、Googleサーチコンソールを活用することで自社サイトの現状を知ることができるため、SEO対策にそこまで力を入れていない方でも入れておくことをおすすめします。

まとめ

SEOの定義からSEO対策の具体的な方法まで紹介してきました。SEO対策は紹介した方法だけでなくその他にも多くの対策が講じられています。それらすべてを行っていくことは難しいですが、常に「どのようにすればユーザーにとって良いサイトになるか」を考え、検証や改善を繰り返していくことで検索順位アップに繋げていくことができるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

永元 康大朗

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